グリップ周辺のリメイクニーズの多い加工の内容と性能向上に関する情報ページです。



リアグリップ部分の交換です。
「コルクが古くなってボロボロ・・・」「EVA(スポンジ)の表面が握りすぎでテカテカでカッコ悪い」という外見的理由や、
「リアグリップが長すぎて使い難いから短く加工・・・」「短すぎて持ち重りが激しいから少し長くして+バランサーでバランス面も向上・・」といった機能的理由とさまざまな理由、目的でリアグリップ部分の加工は行われます。

●リアグリップ交換 長さを変えない場合
「使用回数の多い大事なロッドだから・・完璧な状態で・・」、「思い出のロッドだから綺麗にして長く使いたい・・」という理由や、「EVA、コルクでデザインを入れてカッコ良く・・」等のデフオルメを変更するニーズも近年増えてきています。
この加工は、長さを変更せずに素材のみの張替えを行う・・といった内容で行われますので比較的安価に交換可能です。


リアグリップ交換工賃
基本工賃3675円+材料費(グリップ材/エンドキャップ)

材料費
EVA 50cmまで1500円
コルク 2000円〜3500円(グレード、長さで異なります。)
 
●グリップエンドの装着手数料は一部を除き工賃に含まれます。
(エンドはモデルによって移植できるものとできない物があります。移植できないものは既成の新品を取付けることになり別途パーツ代金が必要です。)

●リアグリップ交換 長さを変更する場合
リアグリップを性能、使いやすさの面から交換をすることは、実に重要な事だと思います。リアグリップの長さは、バランスと使い易さを司ります。既成のモデルを自分の為の自分だけのロッドにする第1歩・・これがリアグリップの加工です。

リアグリップの長さは、アングラーの手〜ひじの長さを超えない範囲で設定される事が基本です。ライギョロッド、フリッピンステイック等、相当なパワーが必要なロッドを除きその範囲内で抑えたほうが圧倒的に使いやすくなります。範囲内でバランスと使いやすさを踏まえたベストな長さを模索する事が大切です。


リアグリップ交換工賃
基本工賃(3675円+インナーパイプ加工費:500円程度)+材料費(フリップ材+インナーカーボンパイプ+エンドキャップ)
●長さを変えない加工より工賃が約500円。材料費が約1200円・・・合計1700円程度高くなります。




近年特に要望の多い加工です。
ストレートグリップをセパレートに加工することは、見た目以上に効果があります。

セパレート化による向上点
●裾抜け(手首の取り回し)の自由度が向上する
●軽いブランクでショートロッドの場合は腕への負担が軽減し、操作性が向上する
●感度面の向上(ブランク、グリップ内部の構築方法で向上の幅は大きく変化します。)
セパレート化によるマイナス点
●バランスの悪い(ブランクの重いロッドでは、バランスをさらに悪化させます。
●リアグリップが受ける空気抵抗が軽減するのでテイップスピードが上がりやすくなり、リリースポイントが自制的に短く(狭く)なるのでキャスチングニュアンスが若干低下します。(ロッドの素材、テーパーによって欠点が出る可能性がある・・と言う意味です。)
向上点とマイナス点を総合的に判断し、プラス面が多いのであれば加工の価値があると判断します。すべてのロッドにプラスに働くのではない事を理解することが必要でしょう。
セパレート加工工賃
基本工賃:3675円+材料費(グリップ材:前後2つ+金属チエック:前後2つ+インナーカーボンパイプ1本+バットキャップ)
例写真(←)のグリップの場合
●加工工賃=3675円
(複雑な加工のみ別途特別加工費用が0円〜1500円程度かかる場合あり・・今回は基本工賃のみ )
●材料費 EVAフォーム約600円×2
       金属チエック約550円×2
       インナーパイプ(無地ブラック) 約1280円 ×1
       エンドバランサーEWBC 735円 ×1・・・・・合計4315円
工賃3675円+材料費4315円=合計7990円
・・・・・・となります。



 
グリップ自体を完全に新しく作り変える作業です。
グリップ自体を完全に解体し、新しいパーツで再構築する作業で、
グリップの長さ、リールシートの位置、種類、色、グリップの形と、素材等を
オリジナルで組み合わせて作る事ができます。




グリップを作り変える事で・・・

●グリップのレングス(長さ)の再設定
●グリップの太さの再設定
●軽量化

が可能となり、

@ロッドバランスの向上
Aパーミング(握りやすさ=疲労軽減)の向上
B振り抜き、操作感の向上
等が追求できます。

グリップフルリメイク工賃
基本工賃:5250円+材料費
別途追加料金が発生すケース
●ロッドバット部分のコーティングが必要な場合
●セパレート部分の飾り巻き、特殊装飾
●既存パーツの移植に関して特別な加工が必要な場合
●特殊な内部構造でグリップを構築する場合


例えば・・・
←の場合には、左:リールシートのスクリューむき出しタイプから
右:KNタイプ(オーバーフード:ねじ山が見えないタイプ)に変更すると
KNタイプの締め込み移動範囲分、バットにスレッドを巻いて綺麗にしなければなりません。

この場合、別途バットのスレッド巻き+コーティング代金(1000〜2300円程度)が
必要となります。





エンドキャップをバランサー(重り)内蔵タイプに交換することで「先重り感」などのバランス不良の症状を改選する事ができます。
安価で効果の高い加工ですので、お勧めです。
バランサー装着のメリット
●ロットのバランス改善
・・特に上下にアクション(動かす)するJIG、テキサス系のロッドには効果大です。


バランサー装着工賃
基本工賃:2100円+材料費
●WBSタイプはリアグリップごとの交換となりますので3500円必要です。
●ロッドのモデルによっては、リアグリップごとの交換でないと取り付けれないモデルもあります。
その場合はリアグリップ交換工賃+材料費といった形となります。


バランサーのタイプ
●固定型=固定ウエイトの金属の削りだしタイプ:見た目はゴージャスですが可変対応ではありません。
●可変型=EWBC(735円)やWBC(3150円)等に代表される重さの調節ができるタイプ。後調節が可能なので実用的です。
●インナーバランサータイプ=グリップ内部にバランサーウエイトを隠すタイプ。見た目は変えずにバランス取りが可能です。